- 実施日時:2008-12-04(木)4限
- 上田、金子、菰口、近藤:各2問目
2008年12月6日土曜日
2008年11月26日水曜日
情報通信工学実験IB:A班第1回
- 実施日時:2008-11-25(火)3限〜5限
- 内容:構造体、文字列操作
- レポート提出期限・場所:次週の実験時に回収します。
資料の配布が遅れました件、申し訳ありませんでした。
2008年11月19日水曜日
情報通信工学実験IB:B班第6回
- 実施日時:2008-11-17(火)3限〜5限
- 内容:二分探索木
- そのほか、C言語に関する個別質問を実施しました。
- 今週のレポート課題の提出期限は 11/25(火)の12:00、提出場所は2610です。いつもと違うので間違えないように。
2008年11月17日月曜日
情報通信工学実験IB:B班第5回
- 実施日時:2008-11-11(火)3限〜5限
- 内容:2分木
- その他:アルゴリズムに関して1人ずつ理解度確認のための質疑を行いました。来週はC言語プログラミングに関して、同様の形式で質疑を行います。
技術英語:第0回
- 実施日時:2008-11-06(木)4限
- 内容の説明、担当の決定など
知能メディア工学研究室の技術英語は、ACMプログラミングコンテストアジア地区予選の問題の英文を読み、実際に解き方を考えたりプログラムを書く、という内容で行います。
2008年10月30日木曜日
早期配属説明会での研究室紹介(知能メディア工学研究室分)
2008年10月30日に、情報通信工学科3年生を対象とする早期配属説明会が行われました。そのときの知能メディア工学研究室の研究室紹介を再現したものです。機器の関係で、実際の紹介ではエフェクトが一切使えなかったのですが、この動画ではエフェクトを入れてあります。
2008年10月22日水曜日
情報通信工学科3年生の早期配属説明会
情報通信工学科の3年生を対象とする研究室早期配属の説明会が、10月30日(木)の2限に行われる予定です。いずれ正式な掲示が出ると思います。
今年は、知能制御工学講座(忻研、旧兼田研)が情報システム工学科に移動した関係で、例年とやや配属の方式が変わります。上記の説明会に必ず出るよう、お勧めします。
なお、例年と同じく、県大祭初日の11月1日(土)に研究室公開を行いますので、この機会も是非利用して、研究室希望の参考にして下さい。
プログラミング言語II:第1回
講義中でも述べた通り、本講義で使用するStandard MLの処理系を演習室で使えるようにしています。ぜひ自分で使ってみながら理解を深めて下さい。
本講義は、旧課程の「計算機言語I」に対応します。科目名は異なりますが、内容はほぼ同一とする予定です。
2008年10月8日水曜日
2008年9月24日水曜日
情報システム論:第1回
- 実施日:2008-09-22(月)2限
- 内容:導入
- 講義ノート
講義でも述べましたが、山陽学園大にはこの講義のときしか行きませんので、質問そのほかがありましたらメールで連絡して下さい。メールアドレスは t.kunishi@gmail.com です。
それと、この講義の期間中、自分が目にしたインターネットに関する記事・出来事などのうち、関心をひいたものをチェックしておいて下さい。情報源は、新聞記事、書籍、WWWページ、身の回りの出来事など、なんでも構いません。新聞記事などの場合は、切り抜きなどの形で手元に残しておいて下さい。期末のレポート課題に、これと関連した課題を出します。
それでは、皆さんとは半期のみのおつきあいとなりますが、よろしくお願いします。
2008年8月4日月曜日
データベース(理大):定期試験結果
以下を合格とします。
- I06G006, I06G016, I06G027, I06G033, I06G037, I06G038, I06G040, I06G044, I06G049, I06G057, I06G066, I06G071, I06G073
- I05G004, I05G026, I05G067, I05G086
- I04G008
2008年7月29日火曜日
コンパイラ定期試験結果
以下は合格である。
- 21180xx のうち、xx が以下の者:01, 02, 03, 04, 07, 08, 10, 11, 12, 13, 14, 15, 16, 17, 18, 22, 23, 24, 25, 26, 28, 30, 32, 33, 34, 35, 37, 38, 39, 40, 41, 44, 51, 52, 54, 55, 56
- 2117020, 2117056
- 21180xx のうち、xx が以下の者:36, 42, 45, 49
- 2119055
2008年7月28日月曜日
データベース(システム)・データマネジメント(スポーツ):定期試験結果
以下は合格である。
- 22180xx のうち、xx が以下の者:04, 06, 09, 10, 13, 14, 15, 16, 19, 23, 24, 26, 27, 28, 33, 35, 38, 39, 45, 51, 52, 59, 60, 61, 62, 64, 66, 68, 69, 71, 73
- 2217033
- 23180xx のうち、xx が以下の者:02, 11, 20, 23, 32, 37, 40
- 2320050
- 22180xx のうち、xx が以下の者:01, 07, 20, 36, 37, 42, 49, 50, 53, 54, 72
- 2217046, 2217053
- 23180xx のうち、xx が以下の者:04, 05
2008-07-28, 15:40追記:2218062, 2218066が合格者から抜けていました。申し訳ありません。
2008年7月17日木曜日
試験通知:コンパイラ
- 実施日時:2008-07-23(水)1限
- 実施場所:8105講義室
- 試験範囲:配布資料2章(正則表現)〜7章(実行時環境)
- ノート、配布資料持ち込み可
過去の試験問題をWWWで公開しています。参考にして下さい。
2008年7月11日金曜日
定期試験:データベース(システム)・データマネジメント
- 日時:2008-07-18(金)2限
- 場所:8104講義室
- 資料・ノート持ち込み可、参考書持ち込み不可
- 試験範囲:関係代数、SQL(SELECT文)、正規形、一貫性制約(キー、外部キーなど)
- 定期試験の評点により成績評価とする。
- 過去の問題をWWWで公開しているので、参照のこと。
データベース(システム)・データマネジメント(スポーツ):第14回
- 実施日:2008-07-11(金)2限
- 講義内容:推移的関数従属、第3正規形
- 講義ノートは前回と同じもの
今期の講義はこれで終了です。定期試験の内容については別途エントリを書きます。
形式言語理論レポート課題
- 課題内容:教科書中の練習問題 3.2.4(c), 3.2.5(c), 4.4.2, 6.2.1(b) を解いて、レポートにまとめよ。
- 提出期限:2008-07-31(木)
- 提出場所:2610
定期試験に代えてこのレポート課題で成績評価を行う。
コンパイラ:第12回
- 実施日:2008-07-09(水)1限
- 講義内容:実行時環境(関数呼び出し)
- 資料配布済み(7章)
定期試験については、日程に少々流動的な要素があり、また完全にアナウンスできません。試験範囲は2章(正則表現)から7章(実行時環境)までとします。
データベース(理大):第13回
- 実施日:2008-07-03(木)7・8限
- 講義内容:グラフィカルユーザインタフェース(GUI)によるデータベース操作、表の設計(更新不整合)
- 講義ノート(表の設計)、講義ノート(GUIによるデータベース操作)
2008年7月10日木曜日
休講通知:データベース(理大)
都合により、今日(7/10)の「データベース(岡山理科大学・生物地球システム学科)」の講義は休講とします。なお、補講の予定はありません。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。
過去の定期試験問題を公開
これまでの定期試験の問題をWWWで公開しました。一部については、解説もダウンロードできるようになっています。
形式はいずれもPDFです。なお、情報通信工学科の演習室では、GnomeのPDFビューワではなく、Adobe Acrobat Readerを使わないと正しく表示ができない場合があるようです。ターミナル上から acroread というコマンドを実行して下さい。
形式はいずれもPDFです。なお、情報通信工学科の演習室では、GnomeのPDFビューワではなく、Adobe Acrobat Readerを使わないと正しく表示ができない場合があるようです。ターミナル上から acroread というコマンドを実行して下さい。
2008年7月1日火曜日
データベース(システム)・データマネジメント(スポーツ):第12回
- 実施日:2008-06-27(金) 2限
- 講義内容:CREATE TABLE文、検査制約、外部キー制約、プログラムからのRDBMSの利用
- 講義ノート(プログラムからのRDBMSの利用)
データベース(理大):第12回
- 実施日:2008-06-26(木)7・8限
- 講義内容:CREATE TABLE文、検査制約、外部キー制約、プログラムからのRDBMSの利用
- 講義ノート(プログラムからのRDBMSの利用)
データベース(システム)・データマネジメント(スポーツ):第11回
- 実施日:2008-06-20(金)2限
- 講義内容:SELECT文(GROUP BY句、HAVING句)、入れ子問合せ、SELECT文以外のSQL構文
- 講義ノート(SQL、前回までと同じ)
2008年6月18日水曜日
2008年6月16日月曜日
休講通知:形式言語理論
先週からの風邪がまだ続いていて、声を出すのがしんどい状態が続いています。咳もきついし…講義の記録を掲載するのが滞っていますが、そんな状況ですので、いましばらくお待ちください。
さて、体調がまだ回復していないので、明日(6/17)の形式言語理論は休講にします。急な話で申し訳ないのですが、あしからずご了承ください。ここをご覧になった方は、お友達にも連絡してあげて下さい。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。
2008年6月12日木曜日
学内向け連絡:教務システムの説明会
おそらく近々掲示が出ると思いますが、ここでも書いておきます。
今年度後期から、県立大学の教務関係の手続きが一部電子化されます。学生さんに関連する部分としては、履修の登録・閲覧、成績の閲覧が学内のパソコンからWWWブラウザ経由で行えるようになります。学部、大学院とも対象です。
このシステムに関する説明会が6/23(月)〜6/27(金)の期間に開催されます。日程は掲示その他の公式アナウンスを参照して下さい。
2008年6月4日水曜日
コンパイラ:第7回
- 実施日:2008-06-04(水)1限
- 講義内容:LL(1)文法(その1)
- 配布資料あり(5章)
前回までの文脈自由文法を基に、LL(1)文法による下向き構文解析について話をはじめました。今日は、トークン列を順次読みながら解析木を作っていく過程をイメージしてもらうために、例を用いた直観的な説明を中心に話を進めました。LL(1)文法の説明にはFIRSTとFOLLOWという2つの集合が欠かせないのですが、この導入も兼ねて、直観的な説明を行ったつもりです。
前回積み残していた左再帰についても説明を行いました。左再帰の除去は、LL(1)文法による下向き構文解析では欠かせない作業です。なぜこれが必要なのかは、一通り話が進めば、だいぶ分かっていただけるのではないかと思い、今日はお話していません。まずは左再帰の除去が必要だ、ということで理解をしておいて下さい。
来週はFIRSTとFOLLOWの定義、計算方法から始めます。
情報通信工学演習C:第6週
- 実施日:2008-06-03(火)3・4限
- 実施内容:発表会
全ての班が結果を出して、しかも半分くらいの班が最速アルゴリズムに近いところまで到達するとは思ってなかった。正確に言えば、計算量的にはO(kn)(ほんとの最速はO(n))だが、多くの場合O(n)になるというアルゴリズムである。かなり嬉しい誤算であった。今後が楽しみやなあ。
形式言語理論:第7回
- 実施日:2008-06-03(火)1限
- 講義内容:正則言語の性質
- 教科書4.1〜4.3節を抜粋
前回までお話した正則言語(有限オートマトンで受理される言語、正則表現で表される言語)の性質についてお話をしました。ただし、4章は、理論的には興味深いが現実の応用には結びつきにくい話も含まれているため、内容を抜粋しながらお話しています。教科書は比較的平易に書いてありますので、理論に興味を持っている方は一読してみるとおもしろいと思います。
お話したのは、反復補題(4.1節)、集合和・補集合・共通部分に関する閉包性(4.2節)、正則言語に関する空集合判定問題や所属性問題(4.3節)です。結論そのものとともに、証明の考え方も知っておいてほしいと思います。
データベース(システム)・データマネジメント(スポーツ):第8回
- 実施日:2008-05-30(金)2限
- 講義内容:関係論理、関係データベース管理システムの概要、SQL(1)
- 講義ノート(SQL)、講義ノート(関係論理)
SQLはRDBMSに関するあらゆる操作をカバーしており、様々な構文が用意されています。ですが、この講義では、最も代表的な文であるSELECT文を中心にお話を進め、他の構文については簡単に触れるに留めます。また、個々のRDBMS固有の構文についても触れません。実験演習を伴わない講義であるために、話を聴いて退屈しない部分に絞るほうがよいと考えたからです。
また、前回までお話してきた関係代数とSQL(特にSELECT)は、一見関係なさそうですが、そうではありません。SELECT文によってRDBMSに問合せが送られると、RDBMS内部で、問合せと同等な関係の操作を行って結果を返します。このRDBMS内部の関係操作が、関係代数に基づいているわけです。
SQLは、皆さんがこれまで学ばれてきたプログラミング言語とは異なり、処理したい計算手順を記述することはしません。その代わり、結果として得たい表の満たすべき条件を記述します。その意味で、関係代数と並んでRDBMSの数学的基盤となっている関係論理(relational calculus)と近い部分があります。この講義では、関係論理についてもごく簡単に紹介しました。
データベース(理大):第8回
- 実施日:2008-05-29(木)7・8限
- 講義内容:関係データベース管理システムの概要、SQL(1)
- 講義ノート(SQL)
ここまで理論的な話が続きましたが、今回からしばらくは、現実の関係データベース管理システム(RDBMS)寄りの話をします。まず、RDBMSとはどのようなものか全体の概要を紹介しました。ついでRDBMSを操作するときに用いられる標準言語となっているSQLについて、その概要を述べ、代表的な文であるSELECT文の最も基本的な使い方を紹介しました。
SQLはRDBMSに関するあらゆる操作をカバーしており、様々な機能が用意されています。ですが、この講義では、最も代表的な文であるSELECT文を中心にお話を進め、他の機能については簡単に触れるに留めます。また、個々のRDBMS固有の機能についても触れません。実験演習を伴わない講義であるために、話を聴いて退屈しない部分に絞るほうがよいと考えたからです。
また、前回までお話してきた関係代数とSQL(特にSELECT)は、一見関係なさそうですが、そうではありません。SELECT文によってRDBMSに問合せが送られると、RDBMS内部で、問合せと同等な関係の操作を行って結果を返します。このRDBMS内部の関係操作が、関係代数に基づいているわけです。
2008年5月27日火曜日
形式言語理論:第6回
- 実施日:2008-05-27(火)1限
- 講義内容:正則表現→DFA、正則表現の代数的性質
- 教科書3.2.1節、3.4節
正則表現のしめくくりとして、前回残っていた正則表現からDFAを構成する方法、および正則表現の代数的性質についてお話しました。正則表現からDFAを構成する方法は割と技巧的で、教科書の証明を読んだだけでは分かりにくいかもしれません。講義では、かなり直観的な解説を試みたつもりです。
正則表現も式ですから、交換則、結合則、分配則など、比較的なじみのある代数的性質が成り立ちます。ただ、一般に正則表現の式変形はあまり簡単ではありません。特に閉包が絡むと途端に式変形が難しくなります。そのため、工学的には、有限オートマトンを経由するほうが簡単です。4章で、このための基本的な手法である状態数最小化について述べます。
データベース(システム)・データマネジメント(スポーツ):第7回
- 実施日:2008-05-23(金)2限
- 講義内容:関係代数による問合せの記述例
- 今回はちゃんとした講義ノートを用意せずに話しましたので、講義ノートはありません。
実際にデータベースを使うときには、ニーズ(○○のデータが欲しい)がまずあって、それに合わせて問合せを行うことになります。つまり、今回やったような作業をその都度行います。そのため、単に関係代数の式の答を計算するだけではなく、問合せから関係代数の式を組み立てる訓練が必要となるわけです。
次に紹介するSQLによる問合せ記述と合わせて、後日、練習問題(過去問)を配布する予定です。これも用いて、問合せから関係代数の式を組み立てる作業に慣れてほしいと思います。
データベース(理大):第7回
- 実施日:2008-05-22(木)7・8限
- 講義内容:関係代数による問合せの記述例
- 今回はちゃんとした講義ノートを用意せずに話しましたので、講義ノートはありません。
今回は関係代数のまとめとして、これまで紹介してきた関係代数の演算を使って、実際の問合せをどのように書くかについて、典型的な例を中心にお話しました。簡単なものから複雑なものまで、かなりいろいろな問合せが書けることに気づかれたことと思います。
実際にデータベースを使うときには、ニーズ(○○のデータが欲しい)がまずあって、それに合わせて問合せを行うことになります。つまり、今回やったような作業をその都度行います。そのため、単に関係代数の式の答を計算するだけではなく、問合せから関係代数の式を組み立てる訓練が必要となるわけです。
次に紹介するSQLによる問合せ記述と合わせて、後日、練習問題(過去問)を配布する予定です。これも用いて、問合せから関係代数の式を組み立てる作業に慣れてほしいと思います。
コンパイラ:第6回
- 実施日:2008-05-21(水)1限
- 講義内容:文脈自由文法の性質
- 講義ノート:4章(前回配布分)
先週に引き続き、構文解析の基礎理論となっている文脈自由文法についてお話しました。今回は主に、構文木(解析木)、文法の曖昧性など、構文解析を理解する上で必要となる文脈自由文法の性質を紹介しました。4章で残った左再帰については、構文解析の中で説明することにします。
2008年5月20日火曜日
情報通信工学演習C:第4週
- 実施日:2008-05-20(火)3・4限
- 実施内容:成果報告会に関する説明、課題のプログラミング
サンプルデータ全てについて正しい結果を出力できたグループ、一部についてのみ正しい結果を出力できたグループ、まだ正しい結果が得られていないグループ、この3つがほぼ同数といった状況。後2週間弱でどこまで進むか。
ところで昨日、課題のプログラムをRubyでも書いてみた。まあまあの速度のものが完成した。ただ、もともと手続き型言語で実装しやすいように設定された問題なので、ちょっとRubyでは書きにくいところがあった。まあ、某講義(詳細はいずれまた)の準備には役に立ったか。あとは関数型言語でも書いてみたいんだが、どうなることか。Standard MLはコンパイルしにくいので、やるとするならOCaml、Haskell、Erlangあたりなんだけど。いっそ原点に立ち返ってSchemeという手もあるかも。
形式言語理論:第5回
- 実施日:2008-05-20(火)1限
- 講義内容:ε-NFA(受理言語の定義、DFAとの等価性)、正則表現(定義、正則表現からε-NFAへの変換)
- 教科書2.5.4〜2.5.5項、3.1節、3.2.3項
前回途中になってしまったε-NFAの話を終わらせた後、正則表現について話を始めました。
ε-NFAの受理言語やDFAとの等価性は、ほぼNFAの場合と同じです。唯一違うのは、入力なしで遷移できる状態達を考慮しなければならないという点です。そこで ε-閉包(ε-closure)という概念を導入し、受理言語の定義、およびε-閉包を考慮したサブセット構成法について説明しました。
正則表現の定義については、学部講義「コンパイラ」でもかなりちゃんとお話しています。この講義では、「コンパイラ」で触れなかった話題を中心に話を進めていきます。まず取り上げるのは、有限オートマトンとの等価性です。今日は時間の都合で、与えられた正則表現から等価なε-NFAを構成するアルゴリズムについてのみ説明しました。次回は、与えられたDFAから等価な正則表現を構成するアルゴリズムについて説明をします。
データベース(システム)・データマネジメント(スポーツ):第6回
- 実施日:2008-05-16(金)2限
- 講義内容:関係代数(2):直積、結合、自然結合、商
- 講義ノート(第5回と同じもの)
これで、関係代数の演算の紹介は一通り終わりました。次週はこれらの応用ということで、関係に対する具体的な問合せをどのように関係代数で記述するか、例を用いながら説明する予定です。その下準備を兼ねて練習問題を出しておきました。考えてみて下さい。
データベース(理大):第6回
- 実施日:2008-05-15(木)7・8限
- 講義内容:関係代数(2):直積、結合、自然結合、商
- 講義ノート(第5回と同じもの)
先週に引き続き、関係代数の演算についてお話しました。今週取り上げたのは関係2つに対する演算です。なかでも結合と自然結合は、選択、射影と並んで頻繁に用いられるもので、ひじょうに重要です。
これで、関係代数の演算の紹介は一通り終わりました。次週はこれらの応用ということで、関係に対する具体的な問合せをどのように関係代数で記述するか、例を用いながら説明する予定です。
2008年5月15日木曜日
コンパイラ:第5回
- 実施日:2008-05-14(水)1限
- 講義内容:文脈自由文法(資料4.1節)
- 配布資料あり(4章)
今回から構文解析の説明に入ります。まず、構文解析の基盤となる理論である文脈自由文法についてお話しました。正則表現と同様、文脈自由文法も言語を有限の記述で表すための枠組ですが、正則表現と比べると、どのような言語を表すのか直感的に分かりにくいところがあります。そのため、再帰的定義による言語の定義の例なども交えて、かなり時間をかけて説明しました。
次回は、構文解析を理解するのに必要となる文脈自由文法の性質から話を始めます。
2008年5月13日火曜日
形式言語理論:第4回
- 実施日:2008-05-13(火)1限
- 講義内容:非決定性有限オートマトン(NFA)、ε-動作つき非決定性有限オートマトン(ε-NFA)
- 教科書2.3節、2.5.1〜2.5.3項
GW前にお話したDFAに引き続き、有限オートマトンの一種であるNFAとε-NFAについてお話しました。DFAとNFAの違いは、遷移関数の出力(次状態)が1状態であるか状態集合(0個以上の状態)であるか、です。またNFAとε-NFAの違いは、入力なしに状態遷移することを許すかどうか、です。見かけ上は差があるように見えますが、実はこれらは等価であることが分かっています。これらの結論とともに、サブセット構成法、模倣(simulation)という重要な考え方についてもお話しました。
教科書を受け取った人は2,800円をお支払いください。
データベース(システム)・データマネジメント(スポーツ):第5回
- 実施日:2008-05-09(金)2限
- 講義内容:関係代数(1):集合演算、選択、射影
- 講義ノート
データベース(理大):第5回
- 実施日:2008-05-08(木)7・8限
- 講義内容:関係代数(1):集合演算、選択、射影
- 講義ノート
今回から本講義の最初のヤマである関係代数の話をします。その名の通り、関係、すなわち組の集合に対する代数演算で、これらを使って関係に対する計算を行うことが、関係データベースでの問合せの基本になります。今回はそのうち、集合演算、および関係1つに対する関係演算である選択と射影について話しました。選択と射影は、関係代数の中でも極めて重要な演算なので、是非理解しておいて下さい。
2008年5月7日水曜日
コンパイラ:第4回
- 実施日:2008-05-07(水)1限
- 講義内容:字句解析
- 配布資料あり(3章)
前回お話した正則表現と有限オートマトンを踏まえ、字句解析の概要についてお話しました。大まかには、認識したいトークンを正則表現で表し、それと等価な有限オートマトンを生成します。実際にプログラムを字句解析するときには、生成したオートマトンを動作させ、対応する文字列を受理したときにトークンを出力するわけです。その際、先読みの問題、複数のオートマトンで同じ文字列を受理してしまったときの対応などを考えておく必要があります。そのほか、バッファリングについても簡単にお話しました。
次回から構文解析の話に入ります。
データベース(システム)・データマネジメント:第4回
- 実施日:2008-05-02(金)2限
- 講義内容:キー
- 講義ノート
キーと呼ばれる考え方についてお話をしました。キーは表中で組を特定するための属性集合で、データベース独特の考え方です。よく出てくる用語ですし、実際にデータベース管理システムを使う上でも必要となるものなので、知っておいて下さい。なお、講義ノート中、外部キーについては別の機会にお話しするつもりです。
データベース(理大):第4回
- 実施日:2008-05-01(木)7・8限
- 講義内容:キー
- 講義ノート
キーと呼ばれる考え方についてお話をしました。キーは表中で組を特定するための属性集合で、データベース独特の考え方です。よく出てくる用語ですし、実際にデータベース管理システムを使う上でも必要となるものなので、知っておいて下さい。なお、講義ノート中、外部キーについては別の機会にお話しするつもりです。
2008年4月30日水曜日
コンパイラ:第3回
- 実施日:2008-04-30(水)1限
- 講義内容:正則表現と有限オートマトン
- 講義ノート:2章(既配布分の続き)
なお、今日お話しした有限オートマトンは決定性有限オートマトン(deterministic finite automaton, DFA)というものですが、理解しやすくするため、一部(未定義の遷移の扱い)で定義を簡単にしています。厳密な議論は大学院の講義「形式言語理論」で扱います。
データベース(システム)・データマネジメント:第3回
- 実施日:2008-04-25(金)2限
- 講義内容:関係、キー(予告編)
- 講義ノート(前回と同じ)
次回は、今回の最後で予告したキーについて、もう少し掘り下げてお話をします。
データベース(理大):第3回
- 実施日:2008-04-24(木)7・8限
- 講義内容:関係、キー(予告編)
- 講義ノート(前回と同じ)
次回は、今回の最後で予告したキーについて、もう少し掘り下げてお話をします。
2008年4月23日水曜日
コンパイラ:第2回
- 実施日:2008-04-23(水)1限
- 講義内容:言語理論の基礎(配布資料2.1〜2.2節)
- 配布資料あり(2章)
今日の講義では、言語理論の基本となる用語や演算について説明しました。かなり数学的な内容ですが、以降、正則表現や文脈自由文法を理解する上で必要となります。必要に応じて今日の内容を見直して下さい。次回は、今日中途半端で終わってしまった正則表現、および有限オートマトンについて説明する予定です。
2008年4月22日火曜日
情報通信工学演習C:第2週
- 実施日:2008-04-22(火)3・4限
- 内容:各班で課題に取り組んでもらう
形式言語理論:第3回
- 実施日:2008-04-22(火)1限
- 内容:決定性有限オートマトン(DFA)
- テキスト2.2節
2008年4月21日月曜日
2008年4月18日金曜日
データベース(システム)・データマネジメント(スポーツ):第2回
- 実施日:2008-04-18(金)2限
- 講義内容:予備知識(論理、集合、組と直積)
- 講義ノート(途中まで、残りは次週へ)
今日は、今後の講義を理解する上で必要な予備知識について述べました。大半は知っているないようだと思うのですが、用語や記法、意味などについて、皆さんと合意をとっておくために一通りお話をしました。次回は今日の話を踏まえて、関係とは何か、もう少しちゃんと述べたいと思っています。
なお、今週から講義室が8104に移動しています。今後、定期試験までずっとこの部屋を使う予定です。
2008年4月17日木曜日
データベース(理大):第2回
- 実施日:2008-04-17(木)7・8限
- 講義内容:予備知識(論理演算、集合、直積)
- 講義ノート(途中まで)
2008年4月14日月曜日
2008年4月11日金曜日
データベース(システム)・データマネジメント(スポーツ):第1回
- 実施日:2008-04-11(金)2限
- 講義内容:導入、データの蓄積とデータベース
- 講義資料(配布したものと同じです)
「データベース」という名前の講義を岡山理科大学でもやっていますので、このブログやホームページを見るときには充分注意をして下さい。講義室については、受講人数が確定してから事務局に問合せをする予定です。
追記:先ほど事務局と相談しまして、来週から8104に移動することになりました。
データベース(理大):第1回
- 実施日:2008-04-10(木)7・8限
- 講義内容:導入、データの蓄積とデータベース
- 講義資料
同一名称の講義を岡山理科大以外でも開講しています。このブログや、ホームページなどを見るとき、充分注意して下さい。
2008年4月10日木曜日
コンパイラ:第1回
- 実施日:2008-04-09(水)1限
- 講義内容:導入
- 配布資料あり(1章)
講義中でも述べた通り、著作権上の問題があるので配布資料はWWWでは公開しません。必要な人は私まで申し出て下さい。
2008年4月8日火曜日
形式言語理論:第1回
- 日時:2008/04/08(火)1限
- 内容:導入、講義の概要
- 講義ノート
2008年4月4日金曜日
開講通知:データベース(システム)・データマネジメント(スポーツ)
情報システム工学科3年次対象「データベース」、スポーツシステム工学科3年次対象「データマネジメント」を下記の通り開講します。両科目を合わせて講義を行います。
- 日時:2008/04/11(金)2限(10:20〜11:50)
- 場所:8202
- 教科書:なし。適宜資料を配布、もしくはWWWで公開します。
- 参考書:村井哲也「初歩のデータベース - 表のサイエンス入門」, 昭晃堂, ISBN4-7856-3146-5, 2700円
通常の講義形式です。概ねシラバスに沿って講義を進めていきますが、講義の進度によって一部の内容を省略することがあります。
- 導入、データの蓄積とデータベース
- 集合と関係モデル
- キー
- 関係代数(1):単一の表に対する演算
- 関係代数(2):複数の表に対する演算
- 関係データベース管理システム
- SQL(1):SELECT文
- SQL(2):並べ替え、集計
- SQL(3):表の更新
- 正規形(1):関数従属性、第2正規形
- 正規形(2):第3正規形
- スキーマ設計手法
- 索引
- WWWデータの管理と検索
- 定期試験
開講通知:コンパイラ
情報通信工学科3年生対象の講義「コンパイラ」を以下の通り開講します。
- 日時:2008/04/09(水)1限(8:40〜10:10)
- 場所:8105
- 教科書:なし。配布資料により講義を進める。
- 参考書:(1) A.V.エイホほか, 原田賢一訳, 「コンパイラI・II」, サイエンス社 (2) A.V.Aho, M.S.Lam, R.Sethi, and J.D.Ullman, "Compilers (Second Edition)", Pearson Education, ISBN0-321-48681-1
通常の講義形式です。ほぼシラバスに沿って講義を進めますが、進度によって一部の内容を割愛することがあります。成績判定は期末の定期試験により行います。
- 導入、コンパイラの概要
- 字句解析(1):字句解析の概要
- 字句解析(2):正則表現とオートマトン
- 字句解析(3):オートマトンによる字句解析プログラム生成
- 構文解析(1):構文解析の概要
- 構文解析(2):文脈自由文法
- 構文解析(3):下向き構文解析
- 構文解析(4):LL(1)文法、構文解析プログラム生成
- 意味解析(1):構文主導翻訳
- 意味解析(2):翻訳スキーム、意味解析プログラム生成
- 記号表
- プログラムの実行時環境
- 中間コードの生成
- アセンブリ言語の生成
- 定期試験
例としてC言語プログラムを多く用いますので、C言語に関する知識は前提とします。また「計算機言語I」「計算機アーキテクチャA」などの講義内容と密接に関連します。
開講通知:形式言語理論
大学院1年の講義「形式言語理論」を下記の通り開講します。
- 日時:2008/04/08(火)1限(8:40-10:10)
- 場所:2203講義室
- 教科書:J.ホップクロフト, R.モトワニ, J.ウルマン「オートマトン 言語理論 計算論I(第2版)」, サイエンス社, ISBN4-7819-1026-2, 2800円
- 教科書の購入:第1回講義の際に、注文を取りまとめます。
通常の講義形式で、ほぼシラバスに従い講義を進めていきますが、講義の進度次第で一部の内容を割愛することがあります。成績判定は、定期試験に代えたレポート課題により行います。
- 導入、形式言語
- 決定性有限オートマトン(DFA)
- 非決定性有限オートマトン(NFA, ε-NFA)とDFA
- 正則表現
- 正則表現の応用
- 正則言語とその性質
- 有限オートマトンの状態数最小化
- 文脈自由文法(CFG)
- 文脈自由文法の応用
- プッシュダウンオートマトン(PDA)
- CFGとPDAの等価性
- 文脈自由言語とその性質
- 木オートマトンとその応用
- 木正則表現とその応用
2008年2月19日火曜日
2008年2月10日日曜日
2007年度(平成19年度)計算機言語 II 定期試験結果
以下は合格である。
追加判定課題は以下の通り。
- 21170xx のうち、xx が以下の者:01, 03, 04, 05, 11, 15, 18, 19, 21, 23, 25, 27, 35, 41, 47, 58, 62
- 21170xx のうち、xx が以下の者:02, 13, 14, 17, 22, 24, 33, 38, 42, 46, 49, 52, 56, 57, 60, 61
- 2115004, 2115044
- 2116054
追加判定課題は以下の通り。
- 課題内容:今回の定期試験問題のうち II (2) を解き、レポートとして提出せよ。
- 提出期限:2/18(月) 12:00 (厳守!)
- 提出場所:2610
2008年2月8日金曜日
2007年度(平成19年度)計算機言語 I 定期試験結果
以下は合格である。
追加判定課題の情報などは別ページにあります。
- 21180xx のうち、xx が以下の者:
03, 11, 12, 14, 15, 16, 24, 32, 36, 37, 44, 45, 51, 52 - 2116015
- 2117031
- 21180xx のうち、xx が以下の者:
01, 04, 05, 06, 08, 10, 13, 17, 18, 19, 22, 23, 25, 26, 27, 30, 33, 35, 39, 40, 41, 42, 46, 47, 48, 53, 54, 55, 56 - 2115001
- 2116005, 2116011, 2116013, 2116022, 2116030, 2116039
追加判定課題の情報などは別ページにあります。
2008年1月9日水曜日
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