2008年6月4日水曜日

コンパイラ:第7回

  • 実施日:2008-06-04(水)1限
  • 講義内容:LL(1)文法(その1)
  • 配布資料あり(5章)
前回までの文脈自由文法を基に、LL(1)文法による下向き構文解析について話をはじめました。今日は、トークン列を順次読みながら解析木を作っていく過程をイメージしてもらうために、例を用いた直観的な説明を中心に話を進めました。LL(1)文法の説明にはFIRSTとFOLLOWという2つの集合が欠かせないのですが、この導入も兼ねて、直観的な説明を行ったつもりです。

前回積み残していた左再帰についても説明を行いました。左再帰の除去は、LL(1)文法による下向き構文解析では欠かせない作業です。なぜこれが必要なのかは、一通り話が進めば、だいぶ分かっていただけるのではないかと思い、今日はお話していません。まずは左再帰の除去が必要だ、ということで理解をしておいて下さい。

来週はFIRSTとFOLLOWの定義、計算方法から始めます。

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