2007年5月24日木曜日

岡山理科大学「データベース」第6回

  • 実施日:2007-05-24(木) 7・8限
  • 内容:関係代数(商)、練習問題の解説
  • 講義ノート
今回は、関係代数の演算のうち説明できていなかった商について説明した後、前回お配りした練習問題についての解説を行いました。今日の解説で分かる通り、関係代数による問合せは多くの場合以下のような形になります。
  • 入力となる表が1つの場合:選択で組を絞り込み→射影で必要な属性を残す
  • 入力となる表が2つ以上の場合:自然結合で1つの表にまとめ→選択で組を絞り込み→射影で必要な属性を残す
今回の練習問題の大半はこのパターンです(一つだけ、これにあてはまらない問題が含まれています)。

ただし、問題を解くには(そして実際にデータベースを操作するときには)まず日本語で書かれた問合せの意味を読み取る必要があります。また、今日の解説では具体的な表の例を出して説明をしましたが、実際の問題では、表の例は示さず、表のスキーマだけ示して問合せを書いてもらうことになると思います。関係の操作に慣れていない場合は、表のスキーマから具体的な表の例を作り、それを基に問合せを考えるようにして下さい。

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