2007年5月23日水曜日

「コンパイラ」第6回

  • 実施日: 2007-05-23(水) 1限
  • 内容: 文脈自由文法(4.1〜4.2節あたり)
  • 配布資料あり(第4章)
今日から次のトピックである構文解析の話に入りました。今回はまず、構文解析とはどのようなものなのか復習がてらお話しした後、その理論的背景になっている文脈自由文法について、定義、意味をお話ししました。ポイントは、文脈自由文法は文字列を導出する道具であり、導出の過程が木で表現できること、導出の過程を表す木(解析木)が構文解析の出力になること、トークン列を順次読みながら解析木の生成を行うことが構文解析であること、などです。

文脈自由文法に関する性質のうち、構文解析で必要ないくつかについては次週に、そのほかの詳細については、大学院の講義「形式言語理論」でお話しする予定です。

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