2007年10月17日水曜日

計算機言語II:第3回

  • 実施日:2007-10-17(水)3限
  • 講義内容:文字列(Stringクラス)
  • 講義ノート
この講義では、Javaにおけるクラスの典型例として、文字列を表すStringクラスを取り上げ、その使い方、内部の実装の一部について説明しました。これを通して、クラスというもののイメージをつかんでもらうのが目的です。

この講義でのポイントを整理しておきましょう。
  • クラスの記述(宣言)はフィールド(変数)とメソッド(関数)とから構成されている
  • クラスに属する値をオブジェクトと呼ぶ。オブジェクトは実行時にメモリ領域の割り付け+初期化を行うことで動的に生成される
  • オブジェクトの生成は、コンストラクタという特別なメソッドを呼び出すことで行われる。クラス宣言中では、コンストラクタはクラス名と同名で、返り値の宣言がないメソッドの形をしている
  • メソッド呼び出しは、構造体のメンバアクセスと同様、ドット演算子を用いて記述される
実行時のメモリ領域割り付けということから想像できる通り、オブジェクトとメモリアドレス参照(Cでのポインタ参照)とは大きな関わりがあります。来週は、今週の続きとして、この辺りから話をしていく予定です。

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