2007年10月1日月曜日

計算機言語I:第1回

  • 2007-10-01(月)5限
  • 講義内容:導入、プログラミング言語MLの概要、この講義の狙い
  • 講義ノート
第1回目の講義ということで、この講義の狙いを中心に、概要をお話しました。

この講義の中心は、Standard MLというプログラミング言語の紹介、そして、Standard ML を道具として再帰アルゴリズムを理解することです。Standard MLはCに比べて文法が習得しやすく、再帰やリスト、木、二分木などを理解するのに適しています。Cが苦手だと言う人も、リセットのつもりで取り組んでもらえればと思います。また、型推論、高階関数、多態など、プログラミング言語に関する研究の成果がいろいろ盛り込まれた言語であり、プログラミングが得意な人でも興味深い話がいろいろ出てくるのではないかと思います。

個人的な経験や認識から言えば、再帰は、プログラムが書けるようになるかどうかの大きな関門の一つです。アルゴリズムそのものも重要ですが、これを理解できると、プログラムを書く上でのある種のエッセンスが得られると思っています。この半期、実験IIとともに、皆さんとは、再帰を通して接する機会が増えます。是非、この半期で再帰を理解して頂ければと思います。

0 件のコメント: