講義内容: Webのシステムアーキテクチャ
今日の講義では、Webのシステムアーキテクチャについてお話しました。ポイントを以下にまとめてみます。
- アーキテクチャ(architecture)=「構造」
- どのような部品から構成されているか?
- それぞれの部品はどのような役割か?
- 部品は互いにどのようにやりとりを行うか?
- 分散システムアーキテクチャの例
- クライアント・サーバシステム(→Wikipedia)
- ピア・ツー・ピアシステム(→Wikipedia)
- いずれも、古くから様々なシステムで利用されているアーキテクチャであり、利点・欠点もかなり明らかになっている。いわば「先人の知恵」
- Webとは
- インターネット上に実現された分散ハイパーメディアシステム
- ハイパーメディア(hypermedia)
- 様々な「情報」をリンクで互いに結びつけたメディア(情報の集まり)
- Webでは
- 「情報」=リソース(resource)
- インターネット上に分散して置かれており
- 様々な種類のものがあり(テキスト、画像、etc.)
- 同じ情報でも複数の表現(representation)を持つ場合があり
- 互いに区別できる仕組みを持つ
- URI(Uniform Resource Identifier)
- Webのアーキテクチャ
- クライアント・サーバシステム
- リソースを供給するWebサーバ、Webサーバとユーザとの橋渡しをするWebクライアント(Webブラウザなど)
- ステートレスサーバ
- Webクライアントの状態をWebサーバでは管理しない
- キャッシュ
- Webクライアントが一度取得したリソースを使いまわす
- 統一インタフェース
- すべてのリソースに対する操作が統一されている
- 階層化
- システムをいくつかの階層に分離する
- 目的:Webサーバの負荷分散など
- コードオンデマンド
- プログラムをサーバからダウンロードし、それをクライアント上で実行する
- Webのアーキテクチャ=REST(Representation State Transfer)
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